旅の日
江戸時代の俳人の松尾芭蕉が「奥の細道」の旅に出発したのが1689年の今日です。
江戸の深川(現江東区)を出発し東北、北陸を巡って岐阜県大垣まで距離にして2,400kmを150日間で旅しています。
一日どれくらい歩いたんでしょう?
なんと多いときは、1日30~40kmもの道のりを歩いたそうです。
この旅の途中で生まれた句で
●閑(しずか)さや岩にしみ入る蝉の声
●五月雨(さみだれ)をあつめて早し最上川
●夏草や兵どもが夢の跡
などの有名な句があります。
松尾芭蕉といえば、幕府の隠密でスパイ活動を行っていたという説があります。
その理由は、
●芭蕉が忍者の里といわれる伊賀の出身である
●健脚すぎる
芭蕉が「奥の細道」の旅に出発したのが45歳のとき。当時の平均余命を超えた年齢で1日40km歩くのは、凡人では考えられない。
●「奥の細道」の旅で伊達藩における行動が怪しい
当時幕府は伊達藩に不穏な動きがないか注視していました。芭蕉は伊達藩でなぜか長期滞在し、伊達藩の重要拠点を巡っていたと言われています。
●忍者が僧侶や俳人の姿で全国を巡ることが多い。
などです。一方芭蕉が忍者だったのではなく、同行していた弟子の曽良(そら)こそ忍者だったという説もあります。
ツツジまつり
5月ともなれば、ツツジが見ごろを迎えて各地で「ツツジ祭り」が開かれますね。
県や市町村の花にしているところも多く、街路樹、花壇や植え込みに植えてあったり、名所も多いことから日本人とは昔から縁の深い花と言えます。
きれいなツツジですが、漢字で書くと「躑躅」。
なんとも毒々しい感じがしますが、ほんとに毒があるそうです。
「躑躅」という漢字には「たたずむ、ためらう、足踏みする」といった意味があるそうです。
なんでこんな漢字を使うのか、その理由として
●思わず足を止めるほど美しいから
●躑躅を食べた羊が毒で動けなくなったから
などと言われています。
毒があるのならば、羊説かもしれませんね。
難読漢字「躑躅」が出てきたついでに難読漢字クイズで脳トレしましょう ↓ ↓ ↓
誕生日
●佐々木功(歌手、声優、俳優 1942年)
プレスリーの曲をカバーしてロカビリー歌手としてデビュー。
プレスリーに似ていることから「和製プレスリー」と呼ばれました。
「宇宙戦艦ヤマト」などアニメソングをたくさん歌い「アニメソング界の大王」と呼ばれています。
●ピアース・ブロスナン(アイルランドの俳優 1953年)
映画「007」シリーズで5代目ジェームズ・ボンド役。
●北の湖(相撲 1953年)
最年少(21歳2か月)で横綱昇進記録を持っています。
「北の怪童」「憎らしいほど強い横綱」などとあだ名されるほど圧倒的な強さを誇る力士でした。