哲学の日、悪妻の日
哲学の日
紀元前399年の今日、古代ギリシャの哲学者ソクラテスが毒を飲んで亡くなりました。
ソクラテスはお釈迦さま、キリスト、孔子とならんで徳の高い人を表す「四聖人」の一人に数えられています。
ソクラテスの思想は「無知の知」と呼ばれるもので、自分が無知なことを知っていること。
つまり、ソクラテスは自分自身が無知であることを知っている。
なので、自分の無知に気付かずに、自分のことを知識があると思い込んでいる人より賢い 。
といった感じの意味です。
というわけで、世間から賢人と言われる人々のもとをわざわざたずねて、自分の方が賢いということを確認してまわっています。
なかなか嫌われそうですね。
そのせいか、最終的には、青年を堕落させているとの罪で死刑となり、自分で毒を飲んで亡くなってしまいました。
そのソクラテスの亡くなった日ということで、「哲学の日」とされています。
悪妻の日
さてもうひとつの「悪妻の日」とは?
それはどこの奥さんのこと?って感じですね。
実は、哲学者ソクラテスの妻のことなんです。
「Xanthippe(クサンティッペ)」という名前なんですが、英語で「Xanthippe」というと「がみがみ言う女、口やかましい女」という意味になるくらい、悪妻として名高き女性なのです。
とにかく口やかましく、けんかのとき水を頭からぶっかけた(一部ではシビンの尿をぶっかけたという説も)とか、取っ組み合いになり上着をむしり取ろうとしたとか気性の激しい女性だったようです。
ちなみに結婚に関してソクラテスは名言を残しています。
- ●クサンティッペがソクラテスにがみがみと怒鳴り散らして、頭に水をぶっかけた時の名言
「雷の後には雨が降るものだ」 - ●友人に「クサンティッペのあの小言によく耐えていられるね」と言われて
「水車の音も慣れれば苦にはならない」 - ●蝉のメスが鳴かないことに関して
「セミは幸せだ。なぜなら物を言わない妻がいるから」 - ●友人に「そんな妻とは別れればいいじゃないか」とすすめられ、
「あの人とうまくやっていけるなら、他の誰とでもうまくやっていけるだろうからね」
他にも - ●「ぜひ結婚したまえ。良い妻を持てば幸せになれるし、悪い妻を持てば私のように哲学者になれる」
- ●「結婚をするべきか、しないべきか。どちらにしても後悔するだろう」という言葉も残しています。
駅伝誕生の日
1917年(大正6)の今日、「東海道駅伝徒歩競争」が開催されました。
「駅伝」という言葉を使った初めての大会です。
東京を首都にしてから50周年ということを記念して開催され、関東組と関西組の東西対抗戦だったそうです。
京都から東京まで23区間508kmを走ったそうです。
508kmって長いですよね。
どれだけ長いかというと、現在行われている他の大会と比較すると
●箱根駅伝 往復計10区間217.1kmを2日かけて走ります。
●全日本実業団対抗駅伝大会(ニューイヤー駅伝) 7区間100kmです。
それに比べてこの「東海道駅伝徒歩競走」、508kmを昼夜関係なくぶっとうしでやったそうです。
【Q】この大会に選手として参加していた人で、後に「日本マラソンの父」と呼ばれることになる人は誰ですか?
【ヒント】日本人で初めてオリンピックのマラソン競技に出場しました。【答】金栗四三(かなくりしそう)
婦人警官記念日
1946年(昭和21)の今日、警視庁で日本初の婦人警察官62名が初勤務にあたりました。
【Q1】婦人警察官の任用を指示したのは、当時日本に駐留していたある機関です。
それは何という機関ですか?
【ヒント】当時は戦後すぐでアメリカの機関です。
【答】GHQ
【Q2】Q1の機関であるGHQのトップである総司令官は誰ですか?
A トルーマン
B マッカーサー
C リッジウェイ
【答】B マッカーサー
【Q3】婦人警察官という呼び名は、2000年から変わっています。
現在は何と呼ばれますか?
【答】女性警察官
誕生日
●マイク真木(俳優、歌手 1944年)
「バラが咲いた」が大ヒット。
●藤原喜明(プロレスラー 1949年)
「藤原組長」と呼ばれたプロレスラー。
脇固めなど関節技が得意です。
●宮根誠司(アナウンサー 1963年)
「ミヤネ屋」や「Mr.サンデー」などの司会を務めています。
●松野明美(元陸上選手、政治家 1968年)
ソウルオリンピック10000mの選手です。
引退後は駅伝などの解説やタレントとしてバラエティ番組にも出演して人気が出ました。
その後熊本市議、県議、参議院議員もしています。
●舟木和喜(スキージャンプ選手 1975年)
長野オリンピックでも個人ラージヒルなど2種目で金メダル、また個人ノーマルヒルでも銀メダル獲得。