なすび記念日
4(よ)1(い)7(な)す の語呂合わせ。
なすは年がら年中買えますが、夏野菜です。
4月の今頃出回るのは「冬春なす」というハウス栽培のなすのこと。
この時期PRのために春のパン祭りならぬ「春のなす祭り」をやっています。
なすといえば、品種がとても多いですね。
中長なす(これが一番出回ってます)、水なす、丸なす、米なす、賀茂なす、長なす、大長なす・・・
また、賀茂なすは京都、大長なすは九州など、地域によって馴染みのなすもあるようです。
ちなみになすは英語で「エッグプラント」といいます。
直訳すると卵植物。
日本ではなすは紫で長いというイメージですが、東南アジアあたりでは、白いまるっこい姿のようです。
【Q】「秋ナスは嫁に食わすな」ということわざがありますが、この意味は?
【答】実は答えは諸説あり
1、秋なすはおいしいので、嫁に食わせてたまるかという姑のいじわる
2、秋なすは種子がないので、子宝に恵まれなくなる
3、体を冷やすので、子を産んでほしい嫁の体に障る
4、毒性を含んでいるので食べ過ぎて嫁が体を壊してはいけない
以上4説あります。
なすのおすすめ料理はなんですか?
焼きなす、マーボーナス、みそ炒め、みそ汁の具などなど
山笑う
「山笑う」というのは春の季語。
春の山は、芽吹きの季節を迎えて花や、若芽で生き生きとしています。
その様子を「山笑う」という言葉で表現しています。
「ふるさとや どちらを見ても 山笑う」 正岡子規
【Q】
日本は四季がありますので、山の様子も季節によってずい分違います。
山の様子をあらわした季語が季節ごとにありますが、さて、春以外はなんと言うでしょう?
【答】
夏「山滴る(したたる)」
秋「山装う(よそおう)」
冬「山眠る」
それぞれの季節の山の様子を、うまく表現していますね。
家康忌
徳川家康の忌日です。
1616年1月21日、鷹狩りに行った先で倒れ、その年の4月17日に亡くなりました。
死因については、ずっと「天ぷら食中毒説」とされていました。
しかし、天ぷらを食べたのは1月、亡くなったのが4月なので、日にちが経ちすぎているということで今では天ぷら説は否定されているようです。
【Q】
この時代の偉人の代表である徳川家康、豊臣秀吉、織田信長の3人の性格の違いを、ホトトギスの歌で表現した有名な歌があります。
以下の○○にあてはまる、三者三様の言葉を答えてください。
「鳴かぬなら ○○〇〇〇〇〇 ホトトギス」
【答】
家康「鳴かぬなら 鳴くまで待とう ホトトギス」
秀吉「鳴かぬなら 鳴かせてみせよう ホトトギス」
信長「鳴かぬなら 殺してしまえ ホトトギス」
家康は大変な苦労人であったと言われています。
「鳴くまで待とう」という言葉には、時機が来るまで辛抱強く待とうという気持ちが伝わってきます。
三英傑の辞世の句を比較
家康、信長、秀吉の三人の事を「戦国三英傑」といいますが、そのお三方の辞世の句を見てみましょう。
家康の辞世の句は2つあります。
①「嬉しやと 再び覚めて 一眠り 浮世の夢は 暁の空」
【意味】
うれしいかな 最後と思って目を閉じたら また目覚めることができた。→この世で見る夢は 暁の空のように明るい さてもうひと眠りしよう
②「先に行く 後に残るも 同じこと 連れて行けぬを 別れとぞ思う」
【意味】
私は先にゆくけれども 後に残るお前たちも いずれ同じ道をたどるのだから連れてはゆかない。ここが分かれと思って欲しい。
※当時は主君の死に殉死していたようで、家康は残された人に死ぬなよと言っています。
家康の「暁の空」の方の辞世の句は、なんとも明るいですね。
徳川の世の礎を築いて、やり切った感があったんでしょうか。
「浮世の夢は・・・」と言っていますが、
実は、信長、秀吉の辞世の句にも「夢」という言葉が入っています。
「人間(じんかん)五十年 下天(げてん)のうちをくらぶれば 夢幻のごとくなり」
【意味】
人の世の五十年なんて 天界の時間に比べると 夢やまぼろしのように儚いものだ
※「人間」は「じんかん」と読み、人の住むこの世のこと。
「下天」も神様のいる「天上界」ではなく、人のいるこの世のこと。
幸若舞の「敦盛」の一節ですが、信長辞世の句として知られています。
この世のことを「儚いもの」ととらえているようですね。
「露と落ち 露と消えにし わが身かな 浪速のことも 夢のまた夢」
【意味】
わが身の上は露のように落ちて、露のように消えてしまうものだ。
大阪での天下も 夢のようにはかないものだ
こちらも一度は天下人となったのに、なんだか虚しさを抱えていたのかなと思われる歌ですね。
誕生日
●板垣退助(政治家 1837年)
土佐藩出身で明治維新で活躍、帝国議会を作りました。
【Q】板垣が暴漢に襲われたとき発した有名なセリフはなんですか?
「○○」に入る言葉を答えてください。
「板垣死すとも○○は死せず」
【ヒント】板垣は自由民権運動の指導者です。
【答】自由
●畑正憲(作家、動物学者 1935年)
「ムツゴロウさん」と呼ばれて、北海道に「ムツゴロウ動物王国」を開き、たくさんの種類の動物を飼育していました。
昔はテレビでも、動物と戯れるムツゴロウさんの番組をよく放送していましたね。
実は、ただの動物好きのおじさんではなく、東大出身の動物学者であり、プロ雀士でもありと意外な経歴の持ち主です。
日本プロ麻雀連盟相談役にして最高段位9段の持ち主です。
●大泉逸郎(演歌歌手 1942年)
ご自身の孫のことを歌った「孫」がヒットしました。
こちらも演歌歌手のかたわら、サクランボ農家をしています。