二十四節気 PR

二十四節気 霜降

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霜降

10月24~11月7日頃。

秋ももう最後の節気です。
「霜降」は文字通り霜が降りること。
北日本からは「初霜」のニュースが聞こえてきたり、山々も色とりどりの紅葉に彩られています。
山の紅葉の姿を言い表した、「山装う」という季語があります。

七十二候

二十四節気霜降の候は以下の3つです。

初候: 霜始めて降る(しもはじめてふる)

霜の降りた葉

10月24~28日頃。

北海道の旭川市などは、早ければ10月上旬に初霜が降りるそうです。
いよいよ霜の降りる頃になってきました。
ちなみに、霜は風のない夜に、地表付近の温度が氷点下に下がることで、大気中の水蒸気が氷となって草や木などにくっつくことで出来ます。

次候: 霎時施す(しぐれときどきほどこす)

時雨

10月29~11月2日頃。

「霎」というのは、「時雨」という字の方が私たちにはピンときますね。
秋の終わりから冬の初め頃の通り雨です。
冷たい雨がしとしとと降り、降ったかと思うと突然やんで晴れ間が出たり、
つまり降ったり止んだりする小雨のことです。

「時雨」という言葉は和歌などにも多く使われてきました。

「音にさへ 袂(たもと)を濡らす時雨かな 
       真木の板屋の 夜半(よわ)の寝覚(ねざめ)に」 (千載集 源定信)

末候: 楓蔦黄なり(もみじつたきなり)

モミジ

11月3~7日頃。

書いてある通りモミジやツタが黄色くなる頃。
つまり紅葉が始まりましたよっという意味です。
東北~関東北部あたりでは少しずつ色づき始めています。
また、富山県の黒部渓谷や熊本県の菊池渓谷など、関東より南側でも高地では紅葉を見ることが出来ます。

【紅葉前線】
紅葉を知らせてくれる紅葉前線は、春の桜前線と逆で、日本列島の北から南、高知から低地に向かっていきます。

【紅葉狩り】
紅葉を見て回る紅葉狩りは、7世紀頃から貴族たちがやっていたそうです。
わざわざお出かけしなければ出来ないので、動物を狩る「狩り」という言葉で表現したようです。
実際に枝を折っていたから「狩る」という説もあります。

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