
普段私たちが何気なく使っている言葉の中には、仏教由来のものが少なくありません。
そういった言葉をクイズにしてみました。
レクの進め方
ホワイトボードレクがおすすめ
ホワイトボードがおすすめなのは、虫食いの答えをホワイトボードに書いてレクを進めた方がスムーズにいくと思います。
四字熟語は漢字で書くことで意味が頭に入りやすかったりしますし、ことわざは長さのある文章なので書いて見てもらうのが利用者さんから答えを引き出せそうです。
その他ホワイトボードレクのポイントは ↓ ↓ ↓

仏教由来のことばクイズ
【Q1】死んでは生まれを繰り返していること。
人間界だけでなく、地獄、餓鬼、畜生など6つあると言われています。
このことばは何ですか?
【ヒント】車輪が回るようにぐるぐる生まれ変わっています。
「○〇転生(てんしょう)」
【答】輪廻転生(りんねてんしょう)
【Q2】すべて原因があって結果があるということ。
善い行いには良い結果、悪い行いには悪い結果があるという意味のことばはなんですか?
【ヒント】「〇果応〇」
【答】因果応報
【Q3】すべてのものは常に変化し、永遠に変わらないものなどないという意味のことばはなんですか?
【ヒント】「祇園精舎の鐘の声 諸行○〇の響きあり」(平家物語)
【答】諸行無常
【Q4】Q3と同じ平家物語に登場することばで、栄華を極めた者もいつかは滅びるという意味のことばは何ですか?
【ヒント】〇者必〇
【答】盛者必衰(じょうしゃひっすい)
【Q5】一切の物質的な存在は実は実体がない「空(くう)」であるという意味のことばは何ですか?
【ヒント】般若心経の中の有名なことば「〇即是〇」
【答】色即是空
【Q6】思い通りにならず辛く苦しい思いをすること。
生きていく中で誰も逃れられない苦しみのことを表している言葉は何ですか?
【ヒント】「〇苦〇苦」〇には数字が入ります。
【答】四苦八苦
【Q7】Q5の言葉の「四苦」はこの世に生まれた生き物すべてがたどる状態の変化のことを苦しみと言っています。
それはなんという言葉でしょうか?
【ヒント】生まれてから死ぬまでに生き物全てに訪れる状態
「生○〇死」
【答】生老病死
【Q8】人間は誰もが唯一無二の存在で尊いものであるという意味のことばでお釈迦様が生まれたときに7歩前進して発した言葉と言われるものは?
【ヒント】自分だけが尊いと誤解している人もいます。
「唯〇独〇」
【答】唯我独尊
【Q9】自分の力でなく人や外部からの助けで物事を成し遂げるという意味のことばは何ですか?
【ヒント】現在は今は人を当てにする、人任せという意味で使われることが多いです。
「○〇本願」
【答】他力本願
【Q10】もともとは悟りの境地は言葉では表現できない奥の深さがあるという意味の言葉でしたが、現在はとんでもない、もってのほかという意味で使われることばは何ですか?
【ヒント】「言語○〇」
【答】言語同断
【Q11】極楽浄土で同じ蓮の花の上に生まれるという意味の仏教用語で、結果はどうあれ行動や運命を共にするという意味で使われることばは?
【ヒント】「〇蓮〇生」
【答】一蓮托生(いちれんたくしょう)
【Q12】悟りは文字やことばでは伝えられないという禅の思想から生まれたことばで、心と心が通じ合うという意味で使われることばは?
【ヒント】「〇心〇心」
【答】以心伝心
【Q13】僧侶になるために仏門に入ったのに修業が辛くて三日でやめたことから、物事が続かない、飽きっぽい人などのことを表すことばは?
【ヒント】「三日〇〇」
【答】三日坊主
【Q1】親が残した善因や悪因の結果が子供に現れることをなんといいますか?
【ヒント】親の○〇が子に報い
【答】因果
【Q2】お金を借りるときはいい顔をしていても、返す時になると渋い顔つきになることをなんといいますか?
【ヒント】「借りるときの○〇顔 返す時の●●顔」
○○には道端に立ってるやさしい仏様の名前、●●には地獄のボスの名前が入ります。
【答】〇〇・・・地蔵
●●・・・閻魔
【Q3】話で聞いたときはよいものに思えたものの、いざ見てみると思ったほどなく悪かったという意味のことばはなんですか?
【ヒント】聞いて〇〇見て●●
〇〇には天国と同じ意味のことば、●●はその正反対の場所が入ります。
【答】〇〇・・・極楽
●●・・・地獄
【Q4】出会いは別れの始まりで、出会ったらいつか必ず別れが来るという意味のことばはなんですか?
【ヒント】「会うは〇〇の始め」
【答】会うは別れの始め
【Q5】ほんのちょっとしたことも、生まれる前からの因縁によるものとする意味のことばはなんですか?
【ヒント】「袖すり合うも〇〇の縁」
【答】袖すり合うも他生の縁
※他生の字に注意です。
【Q6】相手が憎らし過ぎて、その相手に関係のある他の物まで憎たらしく見えることをなんといいますか?
【ヒント】坊主憎けりゃ〇〇まで憎い
【答】坊主憎けりゃ袈裟まで憎い
【Q7】子どもは周りの影響を受けやすいという意味のことばはなんですか?
【ヒント】門前の小僧習わぬ〇を読む
【答】門前の小僧習わぬ経を読む
【Q8】人に情けをかけるとまわりまわって自分に返ってくるという意味のことわざはなんですか?
【ヒント】情けは〇の為ならず
【答】情けは人の為ならず
【Q9】仏さまが人々を導くのに、その手段としてうそを説くことがあったことから、目的のために嘘が必要となることもあるという意味のことわざは?
【ヒント】「嘘も〇〇」
【答】嘘も方便
【Q10】仏教の世界の中の最高の天に昇り我を忘れるほど喜ぶという意味のことばで、喜び過ぎてテンションが上がりまくった状態のことをなんといいますか?
【ヒント】〇〇〇になる
【答】有頂天になる
【Q1】仏教的には人間に生まれるということは非常に難しいので、人に生まれたことに感謝しようという教えから生まれたことばは何ですか?
【ヒント】私たちが人に感謝した時に発することば
【答】ありがとう(有難う)
【Q2】仏教では自分(我)に執着することから生まれた慢心のことを指していますが、世間では辛いこともぐっと堪えるという意味で使います。
このことばはなんですか?
【ヒント】我に執着して生まれた慢心
【答】我慢
【Q3】元々は、ものごとの真実を明らかにするという意味の仏教用語ですが、現在は断念するという意味で使われます。
このことばは何ですか?
【ヒント】明らまでは同じ
【答】諦(あきら)める
【Q4】種があっても水や土、日光などの作用がないと花という結果を得ることができません。
この水や土、日光に当たる部分を指す仏教用語です。
現在は物事の吉兆や凶兆を表しています。このことばはなんですか?
【ヒント】茶柱が立つと〇〇が良い、黒猫が前を横切ると〇〇が悪い
【答】縁起
【Q5】仏様曰く「煩悩の三毒」の中のひとつで、言っても仕方がないことをくどくど言うこと。このくどくど言ってることをなんといいますか?
【ヒント】〇〇をこぼす。とかあの人は〇〇っぽい人だなどと言います。
【答】愚痴
【Q6】もともとは仏道修行の厳しさに心が屈し、修行しようとする気持ちが退いてしまう意味のことばですが、現在は何もすることがない状態などを言います。このことばは何ですか?
【ヒント】「用事がなくて〇〇だからどっか行こうよ」とか言います。
【答】退屈
【Q7】「涅槃経」では牛乳を精製していくと最後にできる最高の味「サルピルマンダ」(サンスクリット語)のことですが、現在は物事のほんとうの楽しさ、面白さといった意味で使います。この言葉は何ですか?
【ヒント】味という字が入ります。
例)「旅行の〇〇味はゆっくり浸かれる露天風呂だ」とか「お客様からのありがとうの言葉が仕事の〇〇味だ」
【答】醍醐味
【Q8】足の速い韋駄天が仏様のために方々走り回って食べ物を集めたということから生まれたことばで、ご飯を食べた後にいうことばは何ですか?
【答】ご馳走様
【Q9】もとは仏さまがこの世に現れたことを指すことばでしたが、現在は世の中で地位が高くなることを指して言います。このことばは何ですか?
【ヒント】平から係長、課長から部長になること
【答】出世
【Q10】もとは仏教と関係ない話、無駄話のことを指すことばでした。
現在はユーモアのある話や、ふざけた内容の話といった意味で使います。
【Q10】もとは仏教と関係ない話、無駄話のことを指すことばでした。
現在はユーモアのある話や、ふざけた内容の話といった意味で使います。
このことばはなんですか?
【ヒント】例)「〇〇はさておき」、「〇〇めかして言う」