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芒種
6月6~21日頃。
「芒種」これもちょっと何のことを言ってるか分からない、難しいですね。
「芒」とは稲や麦などの穂先の硬い毛をいいます。
つまり穂先に硬い毛である「芒」を持つ植物の種まきの時期ですよってことです。
しかし、実際には種まきは終わっている時期です。
これはなぜかというと、二十四節気はもともと中国からやって来ました。
なので、黄河流域の気候に合わせてあり、日本の気候との間にはズレが生じるのです。
七十二候
二十四節気芒種の候は以下の3つです。
初候: 蟷螂生ず(かまきりしょうず)

6月6~10日頃。
カマキリの卵が孵化し、赤ちゃんカマキリが出てくるという意味です。
カマキリは、そのカマを使って害虫を捕食するので、農業にとっては益虫となります。
次候: 腐草蛍と為る(ふそうほたるとなる)

6月11~15日頃。
ホタルの出る季節になります。
ゲンジボタルは6~7月、ヘイケボタルは7月頃から出てきますね。
「腐草」というのは、まんま腐った植物のことを言います。
昔の中国の人は、なぜか腐った竹や草がホタルに生まれ変わっていると信じていたようです。
歌に「こっちの水は甘いぞ」とあるように、ホタルはきれいな水のところにしか住んでいません。
この水に対するこだわりは、ホタルが水しか飲まないからでしょうか?
末候: 梅子黄なり(うめのみきなり)

6月16~21日頃。
青かった梅の実が黄色になる頃です。
「梅雨」の時期でもあります。
「梅雨」の語源は、梅が熟す頃に降る雨という説もあります。
お店にも青梅、黄梅が氷砂糖や大きなガラスビンと一緒に売り出されます。
青い梅は梅酒に、黄色く熟した梅は梅干しや梅ジャムに向いているそうです。