スポンサーリンク
高齢者向けの脳トレとして、四字熟語を使ったクイズもおすすめです。
ホワイトボードを使って簡単に取り組めますので、ぜひやってみてください。
スポンサーリンク
四字熟語クイズのやり方
- 熟語を書いて、意味を当ててもらう
- 意味から熟語を当ててもらう
①は、漢字を見て意味が推測できることもあるので、利用者さんも答えやすいと思います。
②は、少し難易度が高いかもしれません。
まったく知らない熟語は、意味を言われても出てこないかもしれないからです。
そんな時は、ホワイトボードに虫食いにして書くと、かなり難易度も下がって答が出やすいでしょう。
ホワイトボードを使ったレクのポイントは以下の記事に書いています。
【高齢者レク】盛り上がるホワイトボードレクネタ32選デイサービスなど高齢者施設では欠かせないホワイトボードレク。
脳トレ効果や、利用者さん同士のコミュニケーションなどの効果が期待できます。
介護職の方向けにホワイトボードレクのアイデアや、メリット、盛り上げるポイントなどを書いています。
...
四字熟語クイズのネタ
数字の入った四字熟語
一石二鳥 | 一つの行為で、同時に二つの利益を得ること。 または、目的を果たすこと。 |
遮二無二 | 「しゃにむに」と読みます。 他のことを気にかけることなく、強引に物事を進めること。 |
二者択一 | 二つから一つを選ぶこと。 |
二束三文 | 量のわりに、値段が安いこと。 まとめて売りさばく時などに使います。 |
二人三脚 | 二人肩を組んで並び、内側の足をひもで結んで競走する競技。 息が合わないと転んでしまうので、二人が一致協力して何かをする時にも使います。 |
二股膏薬 | 股の間に塗り薬を塗ると、歩いているうちに両方の足にくっつくことから、節操がなくあっちについたり、こっちについたりする人のことを言います。 |
再三再四 | たびたび。何度も。 「再三」には「何度も」という意味があり、「再四」を付けてさらに強調しています。 |
三寒四温 | 冬場に寒い日が3日続くと、その後暖かい日が4日ほど続くこと。 これが、なんども繰り返されて春を迎えます。 |
三顧の礼 | 有能な人材を獲得しようとするために、何度も訪れて礼を尽くすこと。 中国の三国時代に、蜀の国の君主である劉備玄徳が、諸葛孔明のもとを何度も訪れて軍師に迎え入れたという故事に基づいています。 |
三三九度 | 結婚式で行われる儀式で、夫婦で御神酒(おみき)を頂き、夫婦のきずなを結ぶことです。 昔の結婚式では、みなさんやったはず。 |
三日天下 | ほんのわずかな期間だけ権力を握ること。 戦国時代に明智光秀が、織田信長を討って天下をえ奪ったが、すぐに豊臣秀吉に討たれてしまったという出来事から来た熟語です。 |
放蕩三昧 | 放蕩というのは、思うまま欲しいままにすること。 三昧は精神を集中するという意味の仏教用語です。 なので、放蕩が極みに達することという意味で、度が過ぎるくらい酒や女遊びに興じること。 |
舌先三寸 | 口が達者で、うわべだけのうまい言葉で相手をあしらうこと。 |
三日坊主 | なんでも始めるのはいいが、すぐ飽きてしまって長続きしないこと。 みなさんの三日坊主の経験はなんですか? |
四角四面 | なんにでも真面目なこと。 真面目過ぎて融通がきかないこと。 |
四苦八苦 | この世の様々な苦しみのこと。非常に苦労すること。 元々仏教用語で、四苦は「生老病死」のことで、これに愛別離苦、怨憎会苦、求不得苦、五蘊盛苦の四つが加わり八苦となります。 |
四面楚歌 | 周りが敵だらけで、孤立して助けがないこと。味方がいないこと。 |
四六時中 | いつも。常に。 江戸時代は「二六時中」と言っていたそうです。 理由は、子の刻といったように、干支を使って十二刻で表していたためです。 2×6=12→二六時中ということですね。 現在は24時間なので、4×6=24→四六時中ということになります。 |
五穀豊穣 | 穀物などの農作物が豊作になること。 五穀というのは、米、麦、豆、粟(あわ)、黍(きび)のことです。 |
五臓六腑 | 心の中も含めた体中すべてのことを指していいます。 五臓というのは、心臓、肺、脾臓(ひぞう)、肝臓、腎臓のこと。 六腑とは、大腸、小腸、胃、胆、膀胱、三焦(さんしょう)のことです。 三焦って聞きなれませんが、臓器で表すなら膵臓といわれています。 |
五里霧中 | 深い霧の中にいるように、手がかりがつかめず、方針や見込みが立たないこと。 |
七転八起 | 「しちてんはっき」と読みます。七転び八起きのことで、何度失敗してもくじけず立ち上がることです。 |
七転八倒 | 激しい痛みや苦痛でのたうち回って苦しむこと。 |
傍目八目 | 「おかめはちもく」と読みます。 傍目とは、はたから見ている人のことです。 囲碁を打っている人たちより、はたから見ている人の方が良い悪いが見分けられ、八目先まで読むことが出来るという意味です。 つまり当事者より、はたから見ている第三者の方が、客観的に本質を見極められるということです。 |
八方美人 | どこから見ても美人という意味で、転じて、誰とでも要領よくお付き合いする人のことをいいます。 あまり良い意味では使われていないですね。 |
腹八分目 | お腹いっぱいを十とすると、八割くらいのこと。 食事は、これくらいで止めた方が体にいいと言われていますね。 |
九死一生 | 十のうち、死が九、生が一なので、ほとんど死んでますね。 それくらい絶望的な状況から命拾いすることをいっています。 |
九十九折 | 「つづらおり」と読みます。 何重にも折れ曲がったくねくね道のことです。 |
十人十色 | 人の姿、顔、心の中もみんな違うように、好みや性格、考え方なども人それぞれ違うということ。 |
十年一日 | 「じゅうねんいちじつ」と読みます。 十年がまるで一日のようだという意味で、長い年月の間、変化や進歩がないこと。変わり映えしない様子のことを指します。 また、長い間、一つの仕事を勤め続けたことを指すときにも使います。 |
十中八九 | 十のうち、八か九ということなので、ほとんど、おおかた、たいていという意味です。 |
元気になれそうな四字熟語
意気揚々 | 「揚々」というのは得意げな様子のことです。 なので、自信にあふれ、得意気になった威勢のいい様子を表しています。 |
獅子奮迅 | 「ししふんじん」と読みます。 獅子はライオンです。ライオンが激しく奮い立つように、勢いよく猛烈に活動する様子のことです。 |
気炎万丈 | 気炎は炎のことです。 炎が高く燃え上がる(万丈)ということで、意気盛んなことを表しています。 |
意気衝天 | 意気消沈の反対。 衝天なので、意気が天を衝くくらい盛んであること。 |
新進気鋭 | ある分野に現れた、将来有望なこと、またはそのような人物のこと。 |
直往邁進 | 「ちょくおうまいしん」と読みます。 ためらうことなく真っすぐ進むこと。 |
一念通天 | 「いちねんつうてん」と読みます。 どんなことでも信じて念じれば、天に通じて願いを達することが出来るという意味。 |
元気溌溂 | 健康で、活力がみなぎっている様子。元気でいきいきとしていること。 |
前途洋々 | 将来が可能性が開けていること。希望に満ちた状態にあること。 |
雲外蒼天 | 「うんがいそうてん」と読みます。 試練を努力で乗り越えた先に、快晴の空が開けるという意味です。 |
座右の銘にしたい四字熟語
みなさんの座右の銘があれば聞いてみたいですね。
有言実行 | 言ったことは、責任もってやる!という意味です。 |
初志貫徹 | 最初の志を、最後まで貫くこと。 |
謹厳実直 | 「きんげんじっちょく」と読みます。 「謹厳」とは慎み深いこと、「実直」とは真面目で正直なこと。 |
不撓不屈 | 「ふとうふくつ」と読みます。 強い意志と、決してくじけない心を持っていることです。 |
品行方正 | 心も行いも正しくあること。 |
質実剛健 | 表面を飾るのではなく、心身がたくましく、真面目、誠実であること。 |
一日一善 | 一日にひとつは善い行いをしよう!ということです。 |
美しい四字熟語
花鳥風月 | 自然の美しさを表しています。 また、自然の美しさを歌に詠むなどの雅な行為のこと。 |
鏡花水月 | 鏡に映った花、水に映った月。 つまり目に見えていても手に取ることができないもののことを表しています。 または感じることはできても、表現が出来ないもの。 |
雪月風花 | 「せつげつふうか」と読みます。 冬の雪、秋の月、夏の風、春の花ということで、四季の美しさをたとえています。 |
明鏡止水 | 「明鏡」は曇りのない鏡、「止水」は静止した水という意味。 澄み切って落ち着いた心を表しています。 |
百花繚乱 | たくさんの美しい花が咲き乱れるような状態。 美人や優れた人材が一時期に多く現れることを言います。 |
桜梅桃李 | 「おうばいとうり」と読みます。桜、梅、桃、李(すもも)のことです。 個性や能力の違うものたちが、それぞれに花咲かせようということです。 |
まとめ
四字熟語クイズは、高齢者の脳トレにおすすめです。
ホワイトボードを使うと準備も楽で、職員にとっても負担が軽くなります。
ことわざクイズなどに比べると、少し難易度は高いと思います。
「今日は数字の入った四字熟語クイズをします」というように、あらかじめジャンルを伝えてから出題する方が答も出やすいと思います。
利用者さんの反応を見ながら、ヒントをたくさん出したりして答が出るよう頑張ってください。