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【高齢者向けレク】七福神巡りって?【お話しのネタ】

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七福神巡りとは

「お正月に七福神の絵を描いた紙を枕の下にして寝たら、初夢でいい夢見れる」、「エビスビールに鯛が2匹ついてたら、ラッキーエビス」とかなんとか、七福神って大体こんな感じではないでしょうか?

知ってるようで、実はあまり知らないのが七福神です。

年の初めに七福神をまつる神社やお寺を巡ることを、七福神巡りといいます。
1月7日までとするところと、15日までとするところと地域によって違いがあるようです。

その始まりは、さかのぼること250年ほど、江戸時代の「谷中の七福神」が最初とされています。
その後大流行し、現在でも全国200か所以上、東京だけでも30か所以上の巡礼地があります。

七福神そのものは室町時代に誕生したと思われていて、時代や地域によってメンバーに若干違いがあるようですが、一般的には下で紹介するような感じになります。

江戸時代の高僧が七福神それぞれの徳を解いておられますので、名前の後の()に記しました。

イラストをプリントアウトして何の神様か当ててもらうクイズをしてもいいですね。

七福神クイズ

七福神のメンバーのお名前をあげてください。

答えは ↓ ↓ ↓

メンバー紹介

恵比寿(神徳:清廉)

えびす

唯一の日本の神様です。
鯛と釣り竿を持った漁業の神様です。
商売繁盛のご利益があります。

寿老人(神徳:寿命)

寿老人

道教の神様です。
杖と桃を持ち、鹿を従えてます。
桃と鹿はどちらも長寿の意味があるそうなので、ご利益は長寿です。

福禄寿(神徳:人望)

福禄寿

寿老人と同じく道教の神様。
福(幸福)禄(富貴)寿(長寿)を表しています。
長い頭が特徴で鶴を従えています。
人望、長寿のご利益があります。

布袋(神徳:大量)

布袋

中国の実在したお坊さん。
布袋を肩にかけ、大きなおなかが印象的な姿をしています。
笑顔を絶やさぬおおらかな神様です。

家庭円満、福徳のご利益。
弥勒菩薩の化身といわれています。

毘沙門天(神徳:威光)

毘沙門天

インドがルーツの神様で唯一武神の格好をしています。
仏教を守護する四天王の一人で別名「多聞天」。

武神なので甲冑を身に付け、槍を持ち、足元には煩悩を表す天邪鬼を踏んづけています。
※槍でなく宝棒というお宝の出てくる棒を持っているものもあります。

威光、勝運、厄除などがご利益。

弁財天(福徳:愛敬)

弁財天

毘沙門天と同じでインドがルーツの神様。

唯一の女性。
七福神のときは琵琶を持っていますが、もともとは仏教を守るため戦う神様なので、武器を持っていることもあります。

音楽、知恵、金運のご利益があります。

大黒天(神徳:有福)

大黒天

インドの神様と日本の神様が融合した神様。
笑顔で打ちでの小槌を持っています。
財福、商売繁盛のご利益があります。

まとめ

お正月に七福神をおまつりする寺社をめぐることを「七福神巡り」といいます。
なにやら縁起がいいことは知っているけど、詳しく知らない七福神。

七福神とは、性別も国籍も宗教も違う神様たちがひとつの船に仲良く乗っていらっしゃるのです。
この頃よく耳にする「多様性」といった言葉がありますが、まさに先取りしてるとも言えますね。

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